111回薬剤師国家試験に向けた「新学期応援フェア」のお知らせ


さあ、新学期が始まります。合同会社薬学補習塾では、A)薬物動態学(ADMEと薬物速度論)の授業が始まる薬学部新3年生の皆さんB)この冬にCBTを受験する新4年生のみなさC)卒試と111回国試に向けた本格的な勉強を始める新6年生の皆さんD)111回国試に再チャレンジする皆さんに分け、薬物動態学を勉強する上での、「新学期応援アドバイス」をしてみたいと思います。

  1. 多分、多くの大学では、薬物動態学は3年生の前期・後期の1年間をかけて勉強することになるかと思います。3年生は他にも薬理学や物理薬剤学なとの授業が始まり、「一気に薬学部らしい」授業が目白押しになり、かなり面食らうことになるでしょう。ま、でも仕方ないですよね。弊社CEOは、現役の大学教員時代に、3年生の薬物動態学の受講学生から「難しくてちんぷんかんぷん。何がなんだかさっぱりわからない。」と授業の感想を言われたことがあります。確かに、それもそうかな?と思います。おまけに15回の授業で教科書を1冊やってしまわなければならないのですから。ただ、ここで重要なことは、「先生は待っていてくれない」のです。ぶっちゃけた話、各科目の授業前日に、指定された教科書や先生が配布したハンドアウトテキストを、きちんとシラバスに目を通した後で「予習」して授業に出席する学生さんは、果たして何%いるのか?と思います。全く教科書を読まずに授業に出て、先生の話が理解できるなら、「ご立派!単位あげるよ」となってしまいます。つまり、当たり前の話ですが「予習」と「復習」を必ずやって授業に臨んでください、ということに尽きるのです。これは「必ず」やってください。当然ですが「予習」では、何を言っているのかわからないところも出てくるでしょう。そしたら「疑問を授業中に解決してやろう」という意気込みで授業を聞くことです。自分の疑問が授業中に解決できなかったら、先生を捕まえて必ず「質問」して、その日のうちに授業内容を「自分のもの」にしてください。もちろん、復習も絶対に「その日のうちに」やる癖をつけましょう
  1. 4年生がパスしなければならないCBTでは、薬物動態学は1年前に終わってしまった授業です。なので、忘れている人も多いと思います。弊社CEOの経験では、「ま、CBTは楽勝だよね」ということから、直前に予備校が出している「〇〇〇ポイント集」などの参考書に頼ってしまう、という学生さんが多かったと思います。でも、CBT対策の勉強は、そのまま国試必須問題対策、さらには理論問題の「下準備」になることを忘れないでください。CBTと国試対策の勉強は、別物ではありません。ということは、どういう勉強が重要になるのか?を考えていかなければならないことを意味します。まずは、「夏が来る前」に、具体的には4,5,6月末までに、薬物動態学を始めとして3年次で終了したすべての科目で、「授業で使った教科書と先生が配布したハンドアウトテキスト」の復習をやりましょう。できれば3周はやって欲しいところですが、最低1周は必ずやる。その上で予備校の参考書を始めていきましょう。加えて、各教科で「CBT・国試対策用の自分のノート」を作ることをお勧めします。
  1. 新6年生の皆さんは、「国試過去問」をまず始めましょう。予備校の参考書を読み始めるのは後回し(というか、わからないところ、自分が国試過去問をやっていて間違えたところの復習用に「辞書替わり」で使う)にしましょう。こういう話をすると、「国試過去問を丸暗記してしまう」ということが大事なんだと「大きな誤解」をする人がいますが、そうではなく、「解法を導く考え方」を習得するのです。「各問題3分」と自分で時間を測って解いてみる、わからなければ、解説を読んでみる、こうやって、どんどん先に進めるのです。過去10年間を最低でも3周しましょう。弊社がYouTubeショートで一日おきに薬物動態学分野の必須・理論問題の過去問を解説する動画を出していますが、是非参考にしてください。国試過去問をやっていくと、「あ、この問題は10●回では、こんな形に聞き方を変えて出しているな」というようなことがわかってきます。そうなると、あなたはもう合格圏に入っているのです。
  1. 111回国試に再チャレンジする皆さんです。予備校に通いながら、仕事をしながら、自宅でアルバイトをしながら、などなど、いろいろな立場の学生さんがいらっしゃると思うので、ここでは一概にこうした方がいいですよ、というようなアドバイスはできません。ただ、最低限言えることは「去年と同じことをやっていたら、同じ結果になってしまう。」ということです。つまり「自分の現在を客観的に見てくれる第三者」の「辛辣なアドバイス」に耳を傾けることが必要です。ただそうは言っても、「第三者は四六時中あなたと生活・行動を共にしているわけではない」ということも認識しなければなりません。結局は「自分で自分を律しながら、一人でマラソンを走り切らなければいけない」のです。予備校に通う人は、予備校のチューターを積極的に利用しましょう。高い授業料の「元を取り返す」つもりで、「今までの自分の勉強方法に対して辛辣な批判」をしてもらいましょう。それ以外の人では、そのような「チューター」を見つけることが大変かもしれません。ならば、「自分の行動ノート」をつけることから新学期を始めてみたらいかがでしょうか?各月ごとの「各科目の勉強ロードマップ」を作りましょう。それを「週間単位、一日単位」に落とし込んだ「行動ノート」を作り、毎日寝る前に、それがどの程度実行できたか、を自分でチェックしましょう。弊社では、薬物動態学(現在はADMEと薬物速度論の授業になりますが、2025年中には「薬理学」も開講の予定です。)の受講希望者に、無料で30分程度の「勉強のやり方ガイダンス」を実施しています。弊社の授業を受講する、しないの如何にかかわらず、無料でするのでご利用してみてはいかがでしょうか?

さあ、新学期です。「切り替えて」行きましょう!

同会社薬学補習塾 代表社員CEO 九川文彦

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