本日の「ゆっくり国試(理論)問題(105回問169)」のゆっくりショート解説(YouTubeショート:240227)


YouTubeショートで使った問題文スライドは以下です。


なお「ゆっくり魔理沙と霊夢」の声は、AquesTalkのライセンスID:AQALCNTUSR01202371によります。

(YouTubeショート動画の解説スライドおよび<この問題の突っ込んだ解説>にあるスライドは、薬学部の現役学生の方、次回の薬剤師国家試験を受験される予定の方はダウンロードしてお使いになっていただいて構いません。なお、大学教育関係者の方、薬剤師国家試験受験予備校関係者の方でスライドのダウンロードご希望の方は、本HPの「お問い合わせホーム」から弊社宛、事前にご連絡ください。また弊社HPトップページには、本年3月31日までの期間限定で「110回薬剤師国家試験への早割のお知らせ」を掲載しました。是非ご検討ください。)

<この問題の突っ込んだ解説>

たまに出てくる「その他の部位からの薬物吸収」という範囲の問題ですね。文章題ですが、「ここまで読めばすぐ答えがわかるはず」というような設問があるので、そうやって回答時間を節約したいものだと思います。ただ、某予備校が出している国試過去問集を見てみると、正解率は半分を切っているということで、みなさん、こういう「日の当たらない吸収の一分野」は後回しにして国試に臨んだということでしょうか?でも、「口腔内吸収ではここ」、「鼻粘膜からの吸収ではここ」、というように、「国家試験問題」では出てくる問題は決まっているので、やっておけば確実に点が取れるとこだと魔理沙の中のヒトの弊社CEOは思います。

さて、選択肢1ですが「抗コリン薬(ブスコパンが代表)」は、いわゆる「胃のきりきりした痛み」をとる代表薬ですね。薬理の中でも超基本的な分野です。なので、平たく言えば「胃を穏やかにさせる」お薬ということになりますから、胃内容排出速度は「低下」します。選択肢問題文の最初の行で答えがわかったので、以下の問題文は読む必要がありません。よって×。

2番は、鼻粘膜の解剖学的特徴は縷々述べられています。ここのところがあやふやでも、「・・・高分子薬物の吸収部位としては不適・・・」の部分を読んで、「あれ?尿崩症治療薬の酢酸デスモプレシンって抗利尿ホルモンだよね?」って思い出せれば、即×とわかります。

3番。これは常識といってよいと思いますので、説明は省きます。化粧品の通販TVコマーシャルでも、「皮膚の角質層云々・・・」は流れるくらいですから。

4番。「ニトログリセリン舌下錠」を思い出さなければいけません。これは「急速にニトログリセリンを静脈内に投与する」ためのお薬でしたよね。ということは「舌下粘膜からの薬物の吸収速度は大きい」のです。

5番。これも常識といっていいくらい基本的な問題で、CBTレベルの問題です。解説スライドの5番のまとめ以外に、特にコメントはありません。

わかったかな?


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